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Eric Johnsonを分析 [ギタリスト語り]


今回はエリックジョンソンについて語りたいと思います。


詳しい情報を知りたいお方は
ウィキペディア先生をご参照くださいませ。


アメリカではギターをやっている人であれば
知らない人はいないのでは?というくらい有名なギタリストですが
日本ではあまり知名度はないです。

というのもエリックジョンソンは日本に来日したことが無いんですよね。

ヴァイやイング、ギルバートなんかは一時期しょっちゅう日本でライブしていましたよね。
なので日本のギター少年の間でも知名度は抜群です。

まあ最近はYouTubeの普及もありますから
来日した事のないエリックジョンソンでも
割かし知っている人も増えてきたかなという印象です。


そんな僕も知ったのは4年前のことです。
初めて聴いた時はとても綺麗なコードボイシングを奏でているなと感じました。
クリーントーンはストラトらしいカラッとした音の部分と
独特なボイシングの深みが高次元で融合し
それをリバーブとディレイが包み込むという印象です。


で、また歪が秀逸なんですよね。
パートにより様々な種類があるんですが
特に彼らしいのがファズのリードサウンドです。

ファズというとジミヘンみたいな
暴れたサウンド思い浮かぶのですが
全然暴れている感じがしないのです。

彼のファズは非常に滑らかで一音一音がしっかり聴き取れ
細かなニュアンスも表現できています。

尚且つファズ特有の太さも出ているという
美味しいとこどり的なサウンドです。

ここらへんに彼のサウンドに対するとてつもない拘りを感じます。



ここで僕の好きな曲を紹介したいと思います。


一般的にはCliffsOfDoverが有名ですよね。
グラミーを獲ったほどですからね。
ただ僕はどちらかというとManhattanが好きです。
とにかくクールでカッコいい。
ブルージーでどことなく哀愁を感じます。

あとzapという曲も好きです。
この曲はManhattanとは対照的に明るい印象です。
ペンタの速弾きで始まるイントロからの
クランチサウンドのロックなリフがとてもカッコいいです。


最後にギターソロについて語りたいと思います。

基本的にはペンタをベースにしていますが
所々にブルースやジャズのフレーバーを感じさせます。

ペンタはあらゆるジャンルに適応し万能な印象ですが
それを上手く利用できているギタリストはそう多くはありません。

彼の場合はペンタフレーズの引き出しがいっぱいあります。
複雑なコード進行に対してもペンタで応用する方法を知っています。
単純な理由からペンタを利用するのではなく
合理的にセレクトしている印象です。
そういったところが単調になりがちなペンタを弾いても
説得力を感じさせる部分なのでしょう。


それでは今回はこれで終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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